「入れ歯」に使用する素材

入れ歯は「床」と呼ばれる部分に使用する材料によって、大きく2種類に分かれます。
ひとつは床がすべてプラスチックでできている、いわゆる「プラスチック床」の入れ歯。もう一つは床の一部に金属を使った「金属床」の入れ歯です。
装着時の「違和感」、しっかり噛める「安定性」、温かさ・冷たさを感じる「熱伝導」の3点で違いがあります。

材料による３つの違い

違いその1：違和感（薄さ）

違いその2：安定性（よく噛める）

違いその3：熱伝導（温かさ・冷たさが伝わる）

スマイルデンチャー（入れ歯）に使用する素材

スマイルデンチャーは、アメリカFDA（米国食品医薬品局）の厳しい審査に合格したナイロン樹脂、「スーパーポリアミド樹脂」を材料に使用しています。

世界30カ国以上で使用されるスーパーポリアミド樹脂は、日本国内の食品分析センターの試験にも合格した安全性の高い素材です。

薄くて割れないその特性から、従来の保険入れ歯に欠かせなかった目立つ金属の鍵を、一切無くすことに成功しました。

入れ歯であることを忘れてしまうほど笑顔に自身が持てる新しい入れ歯、それが「スマイルデンチャー」です。

スマイルデンチャーの長所・短所

長所

スマイルデンチャーは、耐久性・快適性・審美性・噛む力・生体親和性に優れた、まったく新しい入れ歯です。

金属を使わずナイロン樹脂で作られているため、従来の入れ歯（保険入れ歯）と比べて薄く、弾力性があり、自然な口元を演出します。

初めて入れ歯をされる方でも違和感が少なく、金属アレルギーの方にもおすすめです。

金属を使わないのでインプラントのように手術をする必要はなく、ブリッジのように健康な歯を削る必要もありません。

また食べ物が挟まりにくく、餅やガムがくっつく心配もないため、ストレスなくお食事が楽しめます。

短所

スマイルデンチャーC+／Tiの長所・短所

長所

スマイルデンチャーC+は、スマイルデンチャーと金属床を組み合わせた入れ歯で、なくなってしまった歯の数（欠損歯数）が多い場合におすすめです。

入れ歯を必要とする部分が増えてしまうと、スマイルデンチャーの特性である弾性が逆に欠点として働き、硬い物が噛みにくくなる可能性があります。

この欠点を補い、スマイルデンチャーの利点も最大限に生かした入れ歯がスマイルデンチャーC+とスマイルデンチャーTi+です。

スマイルデンチャーC+・スマイルデンチャーTi+は、見た目や使い心地、噛む力を兼ね備えた理想的な入れ歯です。

短所

スマイルデンチャーと保険の入れ歯の比較

前歯をスマイルデンチャーへ

多数の歯を失ってしまった患者様も、保険の入れ歯からスマイルデンチャーに変更することで、格段に美しく機能的な口腔内へと変化します。

前歯と左右の奥歯をスマイルデンチャーへ

金属でいっぱいだったお口の中が、すっきりとキレイになりました。日常会話程度で入れ歯だと気づかれることは、まったくと言っていいほどありません。

スマイルデンチャーの適応症例

スマイルデンチャーの適応症例表

	片側	両側	C+（CoCr床）
遊離端欠損 連続1～2歯	◯	◯	◯
遊離端欠損 連続3歯	△	◯	◯
遊離端欠損 連続4歯	✕	△	◯
遊離端欠損 連続5歯以上	✕	✕	◯
中間歯欠損	◯	◯	◯

※適応が△の場合は義歯が不安定になる可能性があるため、患者様とご相談の上、製作します。

スマイルデンチャーの料金

部分入れ歯

名称	イメージ	税別価格
スマイルデンチャー		¥120,000
スマイルデンチャーCプラス（コバルトクロム床）		¥170,000
スマイルデンチャーTiプラス（純チタン床）		¥230,000

リスクと副作用について（保険外治療）

保険外の治療においては「高価である」「極端に強い衝撃で破折する」などのデメリットを伴う場合があります。そこで、当院ではそれぞれの治療方法について『メリット・デメリット』をご説明させていただいた上で治療を行っています。ご不安な点などはどんなことでもご相談ください。