だいぶ寒くなりましたね。
毎年この時期はインフルエンザの流行の季節なので、一段と予防に気を付けている方もいらっしゃるのではないでしょうか?
風邪やインフルエンザの予防に口腔ケアが有効なのは、みなさんご存知でしょうか?
歯科衛生士が行う口腔ケアでインフルエンザの発症が10分のⅠになったというデータがあります。
どうして口腔ケアとインフルエンザの予防が関係しているのでしょうか?
もともとお口の中は温度、湿度、栄養という点で細菌が繁殖しやすい場所です。
お口の衛生状態が悪くさらに細菌が繁殖しやすくなっていると、インフルエンザウィルスは細菌が出す酵素の力を借りて細胞に侵入しやすくなるのです。
ですから、インフルエンザウィルスが体の中に侵入、増殖しにくくするために、口腔内は清潔にしておく必要があるのです。
毎日のお家のでケアはもちろん必要ですが、
歯科医院での歯科衛生士が行う専門的な口腔ケアは、「バイオフィルム」という細菌のバリアに守られた巣を除去する作業です。
このバイオフィルムは歯ブラシでは取れないもので、取っても4カ月ほどでまた形成されるものですので、定期的に歯科医院でクリーニングを行って下さい。
それではみなさん、寒さに負けずに元気にお過ごしください。