虫歯予防の日と言えば6月4日ですが、じつは4月の方がお口にまつわる記念日が多いのをご存知でしたか?
4月2日は「4・0・2(し・れ・つ)」と読めるため『歯列矯正の日』として制定されています。
ほかにも4月18日(よ・い・は)の『よい歯の日』や、4月29日(し・に・く)の『歯肉炎予防デー』など、4月はお口に関する記念日がたくさんあります。
そして4月は新生活のスタート。新しい職場や学校、新しい家具や道具に囲まれて生活を始めた方も多いのではないでしょうか。
そんな中でぜひチェックしてほしいのが、口腔ケア用品です。
今まで歯ブラシだけでケアをしていた方には、ぜひおすすめしたいのが舌ブラシです。
舌が白くなる『舌苔』とは?
舌はお口の中でも雑菌が繁殖しやすい場所です。舌の表面に、食べかすや剥がれ落ちた細胞などが溜まると苔のように白くなります。
これが「舌苔」です。
口臭の原因の6割はこの舌苔とも言われています。
舌苔チェックをしてみよう!
鏡の前で舌を思いっきり出して、舌の色をチェックしてみましょう。
ピンク色が健康な状態です。
舌の付け根から中心にかけてに白色、黄色などの着色が見られる場合は、舌苔の付着が考えられます。
お口の中で細菌が増えると…
風邪をひきやすくなったり、高齢の方は誤嚥性肺炎のリスクも高くなります。
口臭の原因にもなります。
舌をきれいにしておくことは健康にとても良いことです。
舌苔の付着を防ぐ、舌のお手入れ法
1日1回、朝起床時がとくにおすすめです。
なぜなら、就寝時は唾液の分泌が少なくなり、菌が繁殖しやすい状態になっているからです。
- お口に水をふくんで、舌を湿らせます。(舌専用の保湿ジェルを使ってもいいです)
- 舌ブラシも濡らしておきます。
- 軽い力で、ゆっくりと前に引き出すようにして3~4回ブラッシングします。
- うがいをして口の中に残った汚れを洗い流します。
舌苔は磨いてすぐになくなるわけではありません。
根気よく毎日やさしくブラッシングしてください。
スッキリしたお口で、お過ごしください。