第2回 虫歯にしないためにはどうしたらいい?
A子さん
先生、前回の宿題「虫歯にしないための方法」を考えてきました。
ススビエ先生
それは素晴らしい‼で、どうじゃったかな?
A子さん
大切なのは食事の仕方ではないでしょうか。
衛生士さんに教えてもらったんです。飲食の度に歯が溶け出していることを。その後、唾液の働きによって、溶け出した成分がまた歯の中に戻っているんですよね?
ススビエ先生
ふむふむ。「脱灰」と「再石灰化」のことじゃな?
A子さん
そうです!歯の成分が溶け出す「脱灰」が多くなると虫歯になります。だから飲食回数が多かったり、長時間食べたり飲んだりすることは、歯の補修が追い付かずに虫歯になるリスクが高いということですね。
ススビエ先生
食事のことに気付いたとは素晴らしい‼
では、「再石灰化」の心強い味方がおるのを知っとるかな?
A子さん
唾液のほかにですか?
ススビエ先生
そう!ずばりフッ素じゃよ。フッ素には虫歯予防に有効な3つの働きがあるのじゃ。
- 再石灰化の促進
- 歯を強くする
- 虫歯菌の抑制
フッ素は濃度も大事じゃが口の中にいかに長く滞留させるかがポイントじゃ。だから低濃度でも毎日使用することが大事なんじゃ。
A子さん
わかりました。これからは間食を減らすためアメを舐める代わりにキシリトール100%のガムにして、フッ素もしっかり使ってみます!
ススビエ先生
それはたのもしい。虫歯の成り立ちが理解できれば、その人なりの予防のアイディアがあるはずじゃ。
自分に合った予防策を見つけるのじゃー!!